回答の日付: 19.12.2024
貸金業法の総量規制は、サラ金やクレジットカード会社などの貸金業者が個人に対して、年収の3分の1を超える貸付を行うことを制限する仕組みです。多重債務による破産や生活破綻を防ぐ目的で導入され、貸金業者は新たな貸付時に利用者の年収証明を確認し、合計借入額が上限を越えないかチェックします。一方、銀行は貸金業法の直接対象外であり、銀行法の規制を受けていますが、過剰融資が社会問題化したため自主規制で年収とのバランスを考慮した審査強化を行う事例が増えました。そのため、銀行カードローンには法律上の総量規制はないものの、実務上は同様の基準が適用されることが多く、過剰貸付を未然に防ぐ流れが進んでいます。