地中障害物が発覚した場合、売主に責任を追及できる?
- 14.11.2024
回答なし
不動産を購入後、基礎工事の段階で地下に産廃や瓦礫など想定外の障害物が見つかり、高額な撤去費用がかかったケースがあります。契約時に売主がこうした地中物の存在を説明しなかった場合、買主としては売主に対して損害賠償や費用負担を求められるのでしょうか?
所有する一戸建てが築年数の間に勝手に増築しており、建築確認申請と異なる形状になっているのを最近知りました。このまま売りたいが違反建築扱いになるのではと不安です。買主に説明したら売却が難しくなる可能性もありそうですが、法的にどんな手続きを踏めばいいのでしょうか?
建築確認申請と現況が異なる無断増築は、建築基準法違反となる可能性が高く、この状態で売却すると「契約不適合」や重要事項説明義務違反のリスクが伴います。解決策としては、①既存不適格か違反建築かを調べる、②もし違反部分が小規模かつ是正可能なら追加で確認申請を出して合法化する(要計画変更や是正工事)、③是正工事が困難な場合、買主と協議の上で現在の状態を承諾してもらい、契約書に免責や現況有姿を明記するが、それでも後々トラブル化しがちです。買主が融資を利用する際、金融機関が違反建築を担保にしたがらない場合もあるため、事前に専門家と相談し合法化できるなら積極的に手続きを踏むのが望ましいです。仮に是正が不可能な大掛かりな増築なら、解体して元に戻すか、違反建築であることを正直に告知して買主と価格交渉するしかありません。