回答の日付: 13.12.2024
過払い金請求は、過去に利息制限法上限を超える金利で返済を続けていた利用者が、不当利得返還請求として元の貸金業者(消費者金融やカード会社)に返還を求める手続きです。まずは取引履歴の開示請求を行い、利息を利息制限法の水準に引き直して計算します。その結果過剰分があれば、貸金業者と交渉し返還金額を決定します。交渉が難航する場合は簡易裁判所へ訴訟を起こす例もあり、多くの場合は和解で落ち着くことが多いです。弁護士や司法書士に依頼すれば一連の手続きがスムーズになる反面、成功報酬が発生します。利息制限法改正後はグレーゾーン金利がなくなったため、新規契約に過払い金は生じませんが、古い取引で取引履歴が長期間にわたる場合は請求の検討余地があります。時効(最終取引日から10年)があるので早めに対応するのが望ましいです。