回答の日付: 13.01.2025
新聞の特殊指定とは、新聞が情報流通や民主主義における重要性などから、独占禁止法に基づく再販売価格維持契約の特例を認める規定です。一般商品には再販価格維持が原則禁止されますが、新聞については公正取引委員会が「新聞業に関する公正競争規約・特殊指定」を設けており、全国一律価格販売が許容されています。これにより新聞社は一定の定価を設定し、販売店に対して値崩れを防止する形で流通させることが合法化されています。背景には新聞の安定供給と幅広い情報提供を担保する公益性がありますが、その是非をめぐっては議論があり、他の多くの商品と比べて特殊な扱いとなっています。