大量仕入れ割引と独禁法の注意点 - Bengoshi-jp.com

大量仕入れ割引と独禁法の注意点

回答なし

質問

0
0
1

25.01.2025

大口顧客に対してボリュームディスカウントを提供するのは経済的に理にかなうと考えられますが、これがライバル排除の目的で悪用されると独禁法違反になると聞きました。どこが問題なのでしょうか。

ともかく 29.01.2025
回答の日付: 29.01.2025

大量仕入れ割引(ボリュームディスカウント)は、購入量が増えるほど原価や取扱コストが下がることを踏まえた正当な価格設定とされ、通常は競争法上問題ありません。しかし、強い市場支配力を持つ企業が割引体系を段階的に設定し、小売店が一定シェア以上を買わないと極端に不利になる仕組みにすると、競合製品を取り扱う余地がなくなり「排他効果」を生み出す可能性があります。この場合、優越的地位の濫用や排他条件付き取引とみなされ、公正取引委員会から排除措置命令が下されるリスクがあります。ボリュームディスカウントを導入する企業は、差し迫った排他目的がないか検証し、合理的なコスト差に基づいた価格戦略であることを説明できるようにしておく必要があります。

Похожие вопросы

同一グループ会社間での価格設定に独禁法は?

回答なし
12.11.2024
同じグループの親子会社間での取引(グループ内取引)で価格を高めに設定すると、何か独占禁止法上の問題があるのでしょうか。社内的な移転価格は自由だと認識していますが、実際の法律上はどうでしょうか。
0
0
0

ぎょうせいしどう(行政指導)と強制力

回答なし
03.12.2024
独占禁止法違反の可能性があるが、正式な命令が出ず「行政指導」で済む場合があると聞きます。この行政指導には強制力がなく企業が拒否できるとも言いますが、実質的にはどういう拘束力があるのでしょうか。
0
0
0

下請法(下請代金支払遅延等防止法)と独禁法の関係

回答なし
10.12.2024
中小企業と大企業の取引に関して、「下請法」と「独占禁止法」の両方が関係するケースがあります。具体的に両者はどう違い、どのように連携して中小事業者を保護しているのか教えてください。
0
0
1

独禁法違反企業への刑事告発はどんな場合?

回答なし
06.01.2025
独占禁止法違反は行政処分だけでなく、刑事罰も科される可能性があると聞きます。公正取引委員会が刑事告発を行うのはどんな重度のケースで、実際に懲役刑などが言い渡されることはあるのでしょうか。
0
0
0

組合が安売り店を排除するための規約設定

回答なし
11.01.2025
商店街や業界組合などで「特売禁止」の内規を設け、極端なディスカウントを行う店舗を排除しようとする動きがあると耳にします。これは独禁法でみれば問題になるのでしょうか。
0
0
0

複数社による共同研究開発は独禁法上OK?

回答なし
23.01.2025
いくつかの会社が共同で研究開発を行い、技術共有する取り組みを考えています。これは独禁法でみると、技術カルテルのように扱われる可能性があるのでしょうか。どのようにして合法的に進めるか知りたいです。
0
0
2

広告業界の過当競争と独禁法

回答なし
15.12.2024
広告代理店や制作会社が価格競争を続ける中、「過当競争」が業界を疲弊させている実態があると聞きます。逆に言えば、ある程度の価格協定を結べば儲かるのでは?と思いますが、それはカルテルになるのでしょうか。
0
0
0

流通協定での排他条項はどこまで許される?

回答なし
18.11.2024
製品の流通で、ディストリビューター契約に「他社製品は扱わない」という条項を入れる場合があります。排他条項や独占販売契約が独禁法上認められるかどうか、どんな判断基準があるのか教えてください。
0
0
1
すべて表示