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労働組合がない会社でも団体交渉はできる?ユニオン加入とは?

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07.01.2025

従業員が労働組合を結成していない会社でも、個別に地域合同労組(通称「ユニオン」)や一般労働組合に加入し、会社に対して団体交渉を行うことが可能です。労働組合法により、労働者は使用者との団体交渉を行う権利があり、会社は正当な理由なく団体交渉を拒否してはなりません。例えば給与改善や不当解雇の撤回を求めたい場合に、ユニオンに個人加盟して代理人として団体交渉する方法が多く利用されています。会社側が「うちは労組がないから交渉は受け付けない」と言うのは違法となる可能性が高いです。

ともかく 09.01.2025
回答の日付: 09.01.2025

地域労組や合同労組は、特定の企業内に存在する組合ではなく、個人で参加する形態の労働組合です。労働者が加入すると、その組合が正式な代理として会社と団体交渉を求めることができます。使用者に団交拒否の正当な理由がない場合は労働委員会に申立てを行い、会社側に団交応諾を命じる命令が出される可能性も。実際には、ユニオンが団交申し入れをしても会社が応じないケースがあり、対立が長引くこともありますが、法的には団体交渉権が強力に保護されており、会社が拒否すると不当労働行為として責任を問われます。従業員が少人数の職場でも、ユニオンを通じて声を上げる術が存在するという意味で、労働者保護のセーフティネットになっています。

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