回答の日付: 26.11.2024
自動車ローンでは通常、ローン完済まで販売会社やローン会社が所有権留保をしており、途中で自己破産や個人再生を申請すると、ローン会社は未払い分について別除権を行使し車を引き揚げる権利を有します。特に自己破産の場合は財産の清算が原則なので、車を維持することは難しいのが通常です。一方、個人再生だと再生計画で債務圧縮しながら残高を返済し続けることができれば、車を維持できる可能性が残ります。ただし所有権留保がある車に関してはローン会社との間で再生手続中の取扱いを協議する必要があり、再生計画に組み込むか否かで交渉が必要となります。実務ではローン完済が困難なら車の返却を求められるケースが多いので、専門家に相談した上で再生計画を練るのがベストです。