回答の日付: 07.01.2025
企業結合審査は、一定規模(売上高基準など)を超えるM&Aや株式取得、合併が行われる際に公正取引委員会が独占禁止法上問題ないかチェックする手続きです。具体的には関連市場の定義、市場シェア、競合他社の存在、参入障壁、需給の流動性などを総合的に検討し、企業結合によって競争が実質的に制限されるおそれがあるかどうかを判断します。問題があると見なされる場合、当事会社は一部事業の譲渡や株式売却など「是正措置」を提案し、公取委が認めれば承認されるケースもありますが、それでも競争制限の懸念が拭えない場合には計画が差し止められるか、厳しい条件が課されることがあります。