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フォワーダーがサブフォワーダーに再委託する場合の責任帰属

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24.01.2025

フォワーダー(NVOCC)が国際輸送を請け負い、実際には海外のサブフォワーダーに再委託して輸送を実行することがあります。その際、貨物紛失や遅延が起きたとき最初のフォワーダーが全責任を負うのか、サブフォワーダーの責任追及ができるのか気になります。

ともかく 26.01.2025
回答の日付: 26.01.2025

NVOCCが荷主と締結した「複合運送契約」では、NVOCCが主たる運送人の立場を取り、サブフォワーダーはNVOCCの下請けや代理の位置付けになります。よって荷主から見れば、NVOCCが輸送全体の結果責任を負う「総括責任」を負担することが一般的です。サブフォワーダーに過失があって貨物に損害が生じた場合でも、荷主は原則としてNVOCCに対して損害賠償を請求し、NVOCCがサブフォワーダーへ求償する形になります。ただし契約書でサブフォワーダーの限定責任や免責規定を盛り込むこともあり、求償先の法的枠組みは連鎖的に整理が必要です。最終的に、荷主は最初に契約を結んだNVOCCから補償を受けられるよう保護されるのが通例となります。

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