回答の日付: 20.01.2025
ネットバンキングにおける不正送金事件では、「預金者保護法」や各銀行の利用規定が適用され、原則として利用者に過失がなければ銀行が全額補償する仕組みがあります。ただし、ワンタイムパスワードを使用していなかったなど、利用者側の重大な過失や故意があると判断された場合は、銀行が補償を減額または拒否することが可能です。また不正送金の原因がフィッシング詐欺やウイルス感染によるものでも、銀行側でアクセス履歴を調査し、利用者がセキュリティ対策を適正に行っていたかを確認します。重要なのは利用者が被害を発見したら速やかに金融機関に連絡し、警察への被害届も行うことです。銀行は顧客保護の観点から、原則として早期通報であるほど対応が手厚くなる仕組みを導入しています。