フォワーダーがサブフォワーダーに再委託する場合の責任帰属 - Bengoshi-jp.com
  • ホーム
  • 質問
  • フォワーダーがサブフォワーダーに再委託する場合の責任帰属

フォワーダーがサブフォワーダーに再委託する場合の責任帰属

回答なし

質問

0
0
1

24.01.2025

フォワーダー(NVOCC)が国際輸送を請け負い、実際には海外のサブフォワーダーに再委託して輸送を実行することがあります。その際、貨物紛失や遅延が起きたとき最初のフォワーダーが全責任を負うのか、サブフォワーダーの責任追及ができるのか気になります。

ともかく 26.01.2025
回答の日付: 26.01.2025

NVOCCが荷主と締結した「複合運送契約」では、NVOCCが主たる運送人の立場を取り、サブフォワーダーはNVOCCの下請けや代理の位置付けになります。よって荷主から見れば、NVOCCが輸送全体の結果責任を負う「総括責任」を負担することが一般的です。サブフォワーダーに過失があって貨物に損害が生じた場合でも、荷主は原則としてNVOCCに対して損害賠償を請求し、NVOCCがサブフォワーダーへ求償する形になります。ただし契約書でサブフォワーダーの限定責任や免責規定を盛り込むこともあり、求償先の法的枠組みは連鎖的に整理が必要です。最終的に、荷主は最初に契約を結んだNVOCCから補償を受けられるよう保護されるのが通例となります。

Похожие вопросы

海運同盟協定と独占禁止法の適用除外

回答なし
24.12.2024
外航海運では、船社同士で同盟を組み、運賃や運航スケジュールを調整する「海運同盟」が国際的に存在します。日本の独占禁止法の観点でカルテルにあたらないのか、なぜ適用除外が認められるのか不思議です。
0
0
0

輸送書類の電子化と法的効力

回答なし
19.01.2025
貨物運送状やB/Lなど紙の書類をベースにしてきた物流業界でも、電子データ化の動きが加速しています。電子インボイスやe-B/Lの導入が進む一方、法的に効力を認められるのか、海外当局や裁判所が受け入れるのか懸念があります。
0
0
1

貨物自動車運送事業法の運送約款と個別合意の優先度

回答なし
14.11.2024
一般的に貨物自動車運送事業法には標準運送約款が存在し、運送人と荷主との間の権利義務が定型的に規定されています。しかし、個別合意で標準約款とは異なる責任範囲や賠償額を定めることも可能です。ただし、消費者との取引や下限を下回るような不利な条件は公序良俗や法令に反しないか検証が必要です。
0
0
1

貨物追跡システムのトラブルと損害賠償

回答なし
インターネットでリアルタイム追跡できる貨物追跡システム(トラッキング)を利用しているときに、システム障害で配送状況が誤表示され、荷主が配送遅延やミスを見逃して損害が拡大した場合、運送業者に賠償責任は発生する?
0
0
1

国際宅配事業と郵便法の境界

回答なし
30.12.2024
国際宅配便(エクスプレス便)サービスを行う民間企業が、国際小包と同じような配達をしているが、これは郵便法上の郵便事業と区別されるのでしょうか。日本郵便の独占範囲との関係はどうなっていますか。
0
0
0

EC配送における「不在置き配指定」と免責の境界

回答なし
07.11.2024
ネット通販で購入時に「不在時には指定場所に置き配を許可する」というチェックを消費者が入れるケースが増えました。この合意は有効なのか、貨物が盗まれた際は本当に業者が免責されるのか、法的に不明瞭です。
0
0
0

倉庫火災で荷主の保険適用はどうなる?

回答なし
19.11.2024
倉庫火災で預けていた在庫商品が全焼した場合、倉庫業者の保険で補償されるのか、それとも荷主が別途貨物保険に加入しておかないと損害がカバーされないのか、法的にどう整理すべきでしょうか。
0
0
0

インランド・デポでの貯蔵と輸送責任

回答なし
29.12.2024
港湾から内陸のコンテナデポまで貨物を運び、一時保管・仕分けを行うケースがあります。ここで事故や盗難が起きたら誰が責任を負うのか、海上運送契約の延長と考えるのか、陸上運送として別扱いかが問題です。
0
0
1

傭船契約と航海傭船(COAs)の法律構造

回答なし
05.01.2025
船を借り上げて貨物輸送する傭船契約には、タイムチャーターや航海チャーターなどいくつか形態があります。特に定期的に一定数量を運ぶ「航海傭船契約(COA)」では、運送人と荷主の義務はどのように設定されるのでしょうか。
0
0
1
すべて表示