回答の日付: 06.12.2024
再販売価格維持行為(Resale Price Maintenance:RPM)は、メーカーが小売店に対し「この価格で売りなさい」と強制する行為で、原則として独占禁止法において不公正な取引方法として違法とされます。ただし文化的・社会的特性を考慮して、書籍・雑誌・新聞・音楽ソフトなど、一部商品については「再販制度」が特例的に認められています。これは定価販売を継続することで出版文化や情報伝達を保護する目的です。一般製品においては再販価格を指定すると、価格競争が阻害され消費者利益が損なわれる恐れがあるため、公正取引委員会が厳しく規制します。違反が認定されれば課徴金や排除措置命令が発せられ、企業イメージにも影響が及びます。