回答の日付: 24.01.2025
消費税は「付加価値」に対して課税する仕組みのため、利益の有無とは直接関係がありません。会社が赤字であっても、一定の売上(課税売上)を達成していれば、課税事業者として消費税の納付義務が生じます。仕入税額控除により納税額は売上と仕入の差額分になりますが、それでも総合的に支払うケースがあります。一方、前々期の売上が1,000万円以下なら「免税事業者」となり消費税の納税義務は免除されますが、インボイス制度後は仕入先が控除を受けられなくなる問題もあるため、免税事業者のままでいるか課税事業者を選択するかはビジネスの状況に応じて判断が必要です。赤字だからといって自動的に消費税がゼロになるわけではない点に注意が必要です。