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貨物海上保険で担保される「全損」と「分損」の違い

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03.12.2024

海上保険に加入する際、「全損(Total Loss)」「分損(Partial Loss)」の区別が重要になると聞きます。実際、貨物が完全に使用不能になるのと、一部だけ損傷している場合とでは保険金請求の扱いが異なるはずです。具体的にどのような違いがあるのでしょうか。

ともかく 04.12.2024
回答の日付: 04.12.2024

「全損」は、貨物が物理的に全滅したり、行方不明になって回収不能となったり、修理・再生が実質的に不可能な状態を指します。一方、「分損」は貨物の一部が損傷または減量してしまった状態で、残存部分には価値が残っているケースを指します。海上保険契約では、全損が認定されると保険金は保険価額の全額が支払われることが多いですが、分損の場合は損害割合に応じて一部が支払われる仕組みです。また、擬似全損(Constructive Total Loss)と呼ばれる概念もあり、修理費が貨物価値を超える場合などは、実質的に全損扱いで保険金を受け取れる場合があります。保険約款や査定基準により判断が変わるため、証拠としての検査報告書や写真撮影、損害額の見積もりなどを的確に用意することが求められます。

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