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総合評価落札方式の技術点のつけ方に不服がある場合、どう対応?

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17.11.2024

総合評価落札方式では、価格点と技術点を合算して落札者を決定しますが、その技術点を算定するプロセスに不透明感があるとして不服を申し立てる業者もいます。例えば審査員の評価基準が曖昧で、同程度の提案なのに大きく点差がついたり、明らかに実績の乏しい業者が高得点を得ているなどの疑念が挙げられます。公共調達法上、入札結果への異議申立手段が整備されている自治体もありますが、多くの場合、裁判で争うにはハードルが高く、実際は行政不服審査や監査請求などを経ても評価手続きが尊重されるケースが少なくありません。

ともかく 20.11.2024
回答の日付: 20.11.2024

業者が総合評価の手続きに納得できない場合、まずは発注機関に説明を求め、評価項目や配点の根拠、審査体制を開示してもらうことが考えられます。国や大きな自治体では審査委員の名簿を公開し、評価シートを部分的に開示する場合もありますが、技術提案の詳細は競争上の秘密を含むため全てを見せることは難しいです。裁判などで争う場合は、審査プロセスに明白な不正や利益相反があったと立証する必要があり、ハードルが高いのが実態です。そのため事前に仕様書や評価基準を熟読し、疑問点を質問すり合わせることで、後からトラブルを防ぐのが実務的な対策と言えます。

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