回答の日付: 08.12.2024
寄付金は通常、寄付者が団体に対して無償で提供した資金であり、団体は寄付者に返還義務を負わないのが原則です。ただし、クラウドファンディングなどで「特定の目的のために集めた資金」を事業実施のために預かった形に近い場合や、提供したリターンが実質的に契約の対価とみなされる場合は、契約不履行に該当する可能性があります。また、寄付募集時に「事業が実施できない場合は返金する」といった条件を明示していた場合にも返金義務が生じます。募集時の文言や契約形態、資金の使途を明確にし、事前にリスクを説明していなかった場合はトラブルの原因となるため、募集要項や規約で返金ルールをしっかり設定しておくことが大切です。