回答の日付: 30.01.2025
公立学校における小中学生の教科書無償配布は、「義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律(教科書無償法)」に基づいて行われています。この法律により、義務教育段階で使われる教科書は国が費用を負担する仕組みになっており、保護者が教科書代を支払わなくて済むよう定められています。具体的には、文部科学省が教科書の検定や採択を行った後に各学校へ配布を指示し、その予算は国費や地方交付税を通じて確保されています。こうした無償配布は経済格差による教育機会の不均等を防ぎ、すべての子どもに基礎教育を保障する狙いで整備された法制度なのです。