回答の日付: 29.11.2024
事業承継では、会社形態が法人である場合、原則として会社の債務は会社が負い続け、個人が直接責任を負うわけではありません。ただし既存の借入金に代表者個人が連帯保証をしているケースが多く、その連帯保証を新しい代表が引き継ぐ契約を結ぶかどうかが問題です。連帯保証を引き継げば、倒産時に個人への責任が及ぶ可能性が高くなります。金融機関との交渉で保証を解除できるか、または経営者保証ガイドラインに基づき、一定条件下で保証を見直す方法もあります。事業承継計画段階で、負債や保証の実態を把握し、弁護士や金融機関と協議のうえでリスクを軽減する手続きを進めることが大切です。