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予定価格超過で入札不調となった場合、再度入札を行う手順は?

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06.12.2024

公共調達で開札した結果、全ての入札価格が予定価格を上回って落札者が決まらない状況(不調)になることがあります。この場合、発注機関は設計書や仕様書を見直してコストダウン可能か検討したり、予定価格の設定が厳しすぎなかったか再評価します。その上で、入札を再公告するか、随意契約に切り替えるかなどの判断が行われます。再度入札を行う際には、前回の反省を踏まえた仕様変更や価格要件の調整が行われるのが一般的で、スケジュールが大幅に遅れれば事業全体に影響が出る恐れがあるため、迅速な対応が求められます。

ともかく 08.12.2024
回答の日付: 08.12.2024

入札不調が頻発する背景として、人件費や資材費の高騰に対して予定価格や積算基準が追いついていない、あるいは受注業者の利益が確保できない水準まで落札価格が低下しているなどの要因が挙げられます。再入札の際は、必要に応じて入札要件を緩和したり、工期を延ばしてゆとりを持たせることで業者が参加しやすい条件を整えます。とはいえ、無制限に予算を増やすことは難しいため、発注者と計画担当部署が協議し、事業規模や仕様を縮小するなどの対策も検討される場合があります。再入札でも不調が続けば、やむを得ず随意契約で複数業者に見積り合わせを取って妥協点を見いだすこともあるでしょう。

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