バイオマス発電による環境アセス義務はあるの？

バイオマス発電所は、総出力がある一定規模を超えると環境影響評価法や地方自治体の条例に基づくアセスメントの対象となる場合があります。石炭火力などと比べると二酸化炭素排出量が少ないとされますが、原料となる木材や廃棄物の運搬・保管方法によっては周辺環境への影響（騒音、粉じん、悪臭など）が懸念されることがあります。出力規模や立地条件に応じて、住民説明会や現地調査を実施し、事前に環境への影響を報告書としてまとめる手続きが必要になるケースがあります。違反すると事業計画の認可が下りない、または再生可能エネルギー固定価格買取制度（FIT）の認定が受けられないなどのリスクもあるため、法令と自治体のガイドラインをよく確認しましょう。