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船舶と港湾施設のテロ対策を定めるISPSコードの概要
- 14.12.2024
回答なし
国際航海に携わる船舶や港湾施設は、IMOのISPSコード（国際船舶及び港湾施設保安コード）に従い、テロや不正侵入防止のための対策を講じる義務があると聞きます。実際にどのような保安措置や計画が求められ、日本国内ではどのように運用されているのでしょうか。
PSC（ポート・ステート・コントロール）検査の対象と制限措置
回答なし寄港先の国が、外国籍船舶に対して安全面や環境基準の遵守を監督する仕組みが「ポート・ステート・コントロール（PSC）」です。船舶が検査で不合格となると、出港停止や修理命令などが科されると聞きますが、具体的にどのような項目がチェックされ、どの程度の強制力があるのでしょうか。
回答の日付: 23.12.2024
PSC検査では、SOLAS条約（海上における人命安全条約）、MARPOL条約（海洋汚染防止条約）など、国際海事機関（IMO）の条約に基づく船舶設備や運航基準が守られているかを重点的に確認します。船舶の構造や消防設備、救命艇・救命胴衣の配置、エンジンルームの油水分離装置などの技術的項目に加え、乗組員の資格証明や労働条件も対象となります。検査官が重大な不備を発見した場合は、出港停止や是正措置の要求が行われ、是正されるまで船舶は港を離れられません。これを拒否すれば国際条約違反とみなされ、さらなる制裁が科される可能性があります。船主や船長はPSC検査前に書類や設備点検を徹底し、迅速に対応できる体制を整えることが重要です。
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