不登校児の義務教育はどう扱われる？

不登校の子どもも、法律上は義務教育の対象であり、学校側には学習機会や適切な指導を確保する責任があります。実際の対応としては、教育委員会やスクールカウンセラーが家庭訪問や面談を行い、在籍校との連携を図りながら学習内容をフォローすることが一般的です。また、場合によっては適応指導教室やフリースクールなど、学校外の学びの場を活用して学力や社会性を育む支援が行われることもあります。出席扱いについては、文部科学省のガイドラインによってフリースクール等の活動を一定条件下で「出席」と認める場合もあり、卒業資格や進級に直接影響しないよう配慮されています。保護者としては、学校や教育委員会と密に連絡を取り合い、適切なサポート体制を整えるよう働きかけることが大切です。