DV被害で避難中に離婚手続きを進めたいが、夫へ住所を知られたくない場合はどうする?
- 31.12.2024
回答なし
夫の暴力から逃れるためにシェルターに避難しており、離婚を決意しています。しかし、離婚調停や訴訟には住所を記載する必要があると聞き、現在の居場所が夫に知られてしまうのではと不安です。安全を確保しながら離婚手続きを行う方法はないのでしょうか。
夫婦間の話し合いだけでは折り合いがつかず、家庭裁判所の離婚調停にも何度か通っていますが決着しません。このまま不成立になれば審判離婚や裁判離婚に移行すると聞きました。それぞれの手続きにはどんなメリットやデメリットがあるのか、時間や費用、心理的負担などを含めて知りたいです。
離婚調停が成立しない場合、家庭裁判所が職権で離婚を認める審判離婚や、離婚訴訟を提起する裁判離婚へ進む可能性があります。審判離婚は当事者が異議を申し立てると効力を失うため、実際にはあまり利用されず、多くは訴訟に移行します。裁判離婚のメリットは、裁判官が証拠に基づき最終判断を下すため、当事者間での平行線を強制的に解消できる点です。しかし、弁護士費用や訴訟費用がかかり、手続きが長期化しやすい、対立が深まり感情的な負担が増えるなどのデメリットもあります。調停での解決が難しい場合は、弁護士に見通しを相談し、裁判でどのような主張や証拠が必要か準備しておくとよいでしょう。