再婚後に養子縁組を考えているが、実父との親権や養育費にどんな影響があるのか知りたい

再婚相手と子どもの養子縁組を行った場合でも、離婚時に定められた実父の親権や面会交流、養育費に関する権利義務が直ちに消えるわけではありません。養育費は、法律上は実父と子どもの親子関係が続く限り義務が残ると解釈されるケースが多いです。ただし、実父と話し合いのうえで減額・免除の合意をすることは可能です。親権については、既にあなたが親権を取得している場合、養子縁組によって再婚相手が法律上の父となっても、実父の親権が自動的に消滅するとは限りません。事案によっては裁判所で親権変更の審判を検討することもあります。複雑な利害が絡むため、事前に弁護士に相談し、実父との協議も丁寧に行って適切な形を探るのが望ましいでしょう。