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指名競争入札参加資格申請(いわゆる「資格審査」)のプロセス

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17.12.2024

地方自治体や国の機関が指名競争入札を実施する際、あらかじめ参加業者の資格審査を行って「指名競争入札参加資格者名簿」を作成します。これは業者が一定期間ごとに申請書類(会社概要、財務諸表、業績、技術者数など)を提出し、審査基準をクリアした業者のみが入札指名対象となる仕組みです。公共調達法上、指名競争入札を行う場合でも、公平性を確保するためにこの資格審査が不可欠とされ、業者にとっては資格がないと大口案件に参加できないため、定期的に更新しなければなりません。

ともかく 20.12.2024
回答の日付: 20.12.2024

資格審査では、企業規模や過去の施工実績、経営状況などの項目を点数化して総合評価し、一定の基準を超えた業者だけが名簿に掲載されます。ここで低評価となると、高額工事や重要案件への指名が得られずビジネスチャンスを失う可能性があります。また、資格申請の際に虚偽の記載や粉飾決算を提示すると、後に発覚した場合に資格取消や指名停止の処分を受けるリスクが高いです。自治体や国によって審査基準やスケジュールが異なるため、業者は常に新しい情報を収集し、指定期限内に申請書を提出する必要があります。近年は電子申請システムを導入する自治体も増え、書類作成の効率化が進む一方で、システム操作ミスによる書類不備も発生しやすくなっているので注意が求められます。

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