回答の日付: 09.01.2025
現状、日本国内の法律でドーピング違反を直接処罰する規定は存在しません。ドーピングはスポーツのフェアプレー規則に反する行為であり、世界アンチ・ドーピング機関(WADA)や国内のJADA(日本アンチ・ドーピング機構)が定める規程によって制裁が科されます。これは行政罰や刑罰ではなく、競技資格の停止や失格、メダル剥奪などの私的制裁にとどまります。ただし、薬物の種類によっては医薬品医療機器等法や大麻取締法、覚醒剤取締法などの違反に該当する場合があり、その場合は刑事罰の対象となります。つまり、ドーピング自体に刑罰はないが、使用薬物次第で薬物犯罪として処罰される可能性があるということです。