回答の日付: 24.11.2024
不正アクセス禁止法でいう“アクセス制御機能”は、利用者を限定するために設定されたパスワード認証やIPアドレス制限、その他アクセス権限の管理機能を広く含むと解釈されています。具体的には、ユーザーIDとパスワードで保護されている会員サイトや社内システムが典型例です。VPNや暗号化通信自体はアクセス制御の一環と見なされる場合もありますが、法令上は主に「ID・パスワードなどによる認証システム」に重点が置かれます。つまり、正規の利用権限を持たない者が認証情報を不正取得・使用してシステムに侵入する行為が処罰対象です。暗号化を突破しても、それが認証情報を不正に手に入れる行為なら同法の規制対象になり得ます。